デミオのディーゼル車は異様に評価が高いです。
クルマ好き・専門家であるに従って評価が高くなりますね。
一方で普通のユーザーには未だにディーゼル車って環境に悪そうだねという古いイメージを持っている人さえいます。
それもその筈でクリーンディーゼルは未だに日本ではマツダ車だけですから一般的な認知は拡がっていないという現状です。
デミオディーゼルは過大評価?
車性能はディーゼル車は評価通りだと言えます。
ディーゼルターボの走りは従来のコンパクトカーにはないもので、具体的に言えば加速が違います。
余り飛ばし過ぎないでね(^_^;)、というくらいの動力性能です。
コンパクトカーはいかんせんパワー不足で物足りない車種が多いですから、新型デミオはその点は不満点はないでしょう。
問題は燃費性能が過大評価かもしれない
過大評価に思われる点は燃費性能でしょう。
デミオはMT車の方が燃費が良いのですが、トルクを削り、燃料タンクも軽量化してわざわざ30.0km/Lに乗せてきているんですね。
これはメーカーが狙って30.0km/Lという数字にしたのだと思います。
ですが、普通のAT車は26.4km/Lと悪くないのですがそこまで良い数字でもないのですね。
ここでギャップが出てきます。
デミオディーゼル車の実燃費は17~18km/Lという結果が多いです。
例えばJC08燃費から実燃費を概ね算出する場合はその数字に7掛けすると大体は予想が付くという考え方があります。これは普通のガソリン車に妥当する考え方ですが、大体は実際のケースと合致するんですね。
26.4km/L×0.7=18.48km/L
ですから実燃費としてはこの程度と考えるのが良さそうです。実際の実燃費記録も17~18km/Lという結果が多いです。
そこで30.0km/Lという数字が念頭にあるとギャップを感じずにはいられないということになりがちです。ですから30.0km/Lという数字は忘れてしまったほうが良いかと思われます(^_^;)
ガソリン車の評価
ガソリン車は他車種と比較すると分かりやすいですね。
例えばフィットが対抗車になりますが、比較するとデミオ自体のウィークポイントが鮮明になります。
それはリアシートが狭いということでしょう。
前のシートはいいんですが、後席はちょっと狭いのでフィットと比べると尚更厳しいかなと思われるところです。(※フィットはコンパクトカーにしては後席が広いんです)
価格についても廉価版の13Cでも135万円ですから若干高いと感じられます。値引きも一番弱い(新しいので当然ですが…)のでどうしても車体価格がガソリン車でもネックになりがちでしょう。
燃費は24.6km/Lとそこそこの数値になっています。
フィット、スイフト、ノート、ヴィッツなどのコンパクトカーのガソリン車と比較すると同程度の燃費性能で見劣りすることはありませんのでここは深く悩む必要はないでしょう。