トヨタヴィッツが2014年以来の2回目のマイナーチェンジをしました。
今度はついにハイブリッドモデルを追加して(アクアと同じシステムと考えて良いでしょう)、マイチェンを行いました。
最も気になるのは一体何が変わったのでしょうか?ということですよね。
2017年モデルのヴィッツは何が変わったのか?
2017年モデル
マイチェン前
外観も少しだけ変わっています。何が変わったのか分からないかもしれませんが(^_^;)、少しだけまた口が大きくなり、またフォグランプが付いていますね。後は画像ではわからないのですが、「ヘッドランプには、ライン発光のLEDクリアランスランプ付のBi-Beam LEDヘッドランプを採用」しています。
また「リヤコンビネーションランプにもライン発光のLEDテールランプを採用」していて質感が高まっているという印象ですね。パッと見てお、ちょっと上質になったなと感じさせるのが上手なのがトヨタだと思います。
ヴィッツはとかく安い車というイメージが強いので、これでイメージを少し良くなったのでは?と思いますよ。
ただ走りに関してはほぼ変わっていません。車体価格以上のことは求めることができないですね。それは仕方ないでしょう。軽自動車よりは上質だと思いますよ。
ハイブリッドに関しては静粛性が高く加速もガソリン車より上です。
価格がちょっと高くなったヴィッツ
マイチェンによって内外装を少し上質にしたために価格が高くなってしまいました。
ハイブリッドは今まで無かったので省略をします。
グレード | マイチェン前 | 2017年 |
1.0F Mパッケージ | ¥1,153,637 | ¥1,181,520 |
1.0F | ¥1,291,091 | ¥1,325,160 |
1.0F SMART STOPパッケージ | ¥1,370,618 | ¥1,405,080 |
1.0Jewela | ¥1,417,745 | ¥1,473,120 |
1.0Jewela “SMART STOP パッケージ” |
¥1,497,273 | ¥1,553,040 |
1.3F | ¥1,448,182 | ¥1,481,760 |
1.3F | ¥1,556,182 | ¥1,589,760 |
1.3Jewela | ¥1,647,491 | ¥1,703,160 |
1.3Jewela | ¥1,755,491 | ¥1,811,160 |
1.3U | ¥1,750,582 | ¥1,798,200 |
1.3U | ¥1,858,582 | ¥1,906,200 |
1.3U “Sportyパッケージ” | なし | ¥1,952,640 |
差額は27,883円~47,618円と小幅な価格上昇になっています。
このくらいの差ですと余り気付かないというか影響はないのかなと思ってしまいます。
ただ最近車体価格が改良の度に必ず上がる風潮はいかがなものかと思いますね。
物の値段だけ上がっているのは確かのようです(ここ4年くらいは実質賃金は上がっていないことがデータで出ています)。
ハイブリッドは買いなのか?
ハイブリッドモデルも出ましたがこれってどうなんだろうか?
おそらく売れ筋モデルになるのは確実です。やはり燃費性能が34.4km/Lと言われると悪い気がしませんよね。アクアは37km/Lでこちらより燃費が悪いのはヴィッツの方が重いからでしょう。
形的なものもあるかもしれません。アクアは燃費優先で設計されている車ですから燃費は良いが室内の広さや使い勝手というのはヴィッツより劣ります。具体的には後席がアクアは狭かったり、天井が低いのがネックと言えるでしょう。よく町で見かけますからちょっと観察しておいた方が良いです。
何か小さいなとか狭そうとか感じるかもしれません。ヴィッツの方が天井は高いですし、後ろも乗りやすいとは思いますね。
ただ経済性のみを考えますと、ガソリン車の1.0車が一番良いです。
自動車税が1.0L車は29,500円と最低ランク。
ハイブリッド車は1.5L車なので34,500円となります。
また1.0L車は車体価格が118万~155万円まで、ハイブリッド車は181万~223万円となっています。
ハッキリ言えばハイブリッド車は車体価格が高く1.0車に比べると何と6~70万円も高いことので(エンジンや装備が全く違うので単純には比較になりませんが)、ハイブリッドが燃費が良いからと言ってこの価格差を取り戻すことはほぼ不可能だと思います。
よってかえって高くつくということがハイブリッド車のネックかなと思います。